冨貴工房について

僕にとっては
「工房=ワークショップ=ワークする場」
という捉え方。
現状は、人を集めてのイベント的なワークショップは控えて、オーダーメイドの足袋(たび)や褌(ふんどし)を作っています。
※工房への訪問や見学はお断りしています。あしからず、ご了承ください。

もともとは「身体と暮らしを養生するためのものを作る」が、前提です。しかも、都会で自分で材料を仕入れれば作れるものを作るのがベース。

身体、暮らし。言い方を変えれば「衣食住」

は、ふんどしを作るとか。
縫製は自分でしたり誰かに頼んだり、でも染めは大体自分でするし、同時に誰かに染めてもらってなにか作ったり。
足袋なんかは、僕じゃない作家さんに染めてもらったりもするし。
そういう身にまとうものの、個人で作ったり、作れるそういうネットワークを作ったりしている。

は、都会人でもできる食べ物づくり。
ただ、お米とか野菜とかを栽培するのはなかなか難しい。
だとしたら、発酵食品、塩由来の発酵食品というのが、やっぱり健康の要だなと思っている。
塩は、海水汲んでくれば自分で作れます。

味噌、梅干しは基本。
そこから、梅干しの黒焼きとか、鉄火味噌とか、あとパンに塗るのにいい味噌ディップ。
籾殻付きの黒炒り玄米を作る、鉄鍋とすり鉢で天然のごま塩作る、とか、いろんなものを、工房をはじめとしたワークショップ、イベントでお伝えしてきました。
全体的には、日本列島における伝統養生食の中では基礎と言われるものです。

この工房は、自分のクリエイティビティを満たすこともしながら、実験していく、本当のサイエンスをする作業所であり、共同作業所のようになったりもする。
ラボでありスタジオであり、ワークショップであるみたいな。

草木染とかの手仕事をやっていると、肩の凝りが取れたりします。
パソコンで疲れた目が、自然の色を見てると、ちょっとリトリートされたりするわけですね。
実は、手仕事をやることで、誰かの身体を整えるものを作っているんだけど、身体を整えるものを作っていることが、手仕事っぽければっぽいほど、結構、自分の身体が整ったり心が整うんですよ。

養生する。
食べ方、生き方、暮らし方そのものが、自分自身であると思っています。

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